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◆実験対象◆ 被験者:高校3年生の運動部員7名(男子5名・女子2名)
◆実験日時◆ 平成15年10月
◆実験内容◆
以下のとおり実験を行う。
1)安静時の
血中乳酸濃度測定 |
2)主運動
40秒スプリント
PMVU |
3)5分安静 |
4)第2回目の
血中乳酸濃度測定 |
5)10分間安静
【安静群】 |
6)第3回目の
血中乳酸濃度測定 |
5)10分間運動
【運動群】 |
【備考】
2)主運動
・PMVUを利用し、40秒全力ペダリングを行う。
・負荷は“体重×0.075”kpとした。
3)5分間安静は、脚部で作られた乳酸が血液中に溶け込み、全身に乳酸が行き渡る時間を想定している。
5)10分間安静【安静群】
・第2回目採取後、再びベッドで仰向け寝かせ、安静にさせる。
10分間運動【運動群】
・トレッドミルを利用し、分速90m/minのスピードで歩かせる。
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◆実験結果と考察◆
このクラスの実験でも(平成15年度Wクラス同様)、安静群(表-1・2)と運動群(表-3・4)の差がハッキリ出たと言えよう。
主運動(40秒スプリント)後の、5分間安静の後に採取した第2回目の血中乳酸濃度に対して、第3回目に採取した血中乳酸濃度は、安静群、運動群ともに低下している(図-1・2)。
しかし、平均を見てみると、安静群が26.2%の低下であったのに対し、運動群は46.6%の低下であり、こちらも明らかに運動群の方が低下しているのがわかる。
Wクラスと比べると、安静群、運動群ともに低下率が高い(Wクラスの安静群18.6% 運動群37.1%)。ただ、両クラスともに安静群の約2倍の低下率を示しているので、同じ結果であるとも言える。
よって、主運動後の回復には、じっとしているような安静な状態であるよりも、軽い運動(今回は歩行程度の運動強度)を行ったほうが、血中乳酸濃度は低下し、早く回復すると言える。特に、このクラスでは、運動群の低下が46.6%と驚異的な数値である。この数値を見て明らかなように、生徒のクーリングダウンへの意識付けに大きく貢献した実験であった。
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図-1 安静群の血中乳酸濃度の変化 図-2 運動群の血中乳酸濃度の変化
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■□■ 安 静 群 ■□■
| ■各種測定結果■ |
| 被験者 |
40秒スプリント(PMVU) |
血中乳酸濃度(mmol) |
負荷
kp |
ピーク
回転数 |
W
仕事量 |
体重
kg |
W/kg |
安静時 |
運動後
5分 |
運動後
15分 |
| A |
男 |
5.0 |
161 |
544 |
67 |
8.12 |
3.0 |
12.4 |
9.4 |
| B |
男 |
5.0 |
165 |
578 |
67 |
8.63 |
2.0 |
13.9 |
10.1 |
| C |
女 |
4.4 |
113 |
377 |
58 |
6.50 |
2.3 |
7.8 |
5.7 |
表-1 安静群の40秒全力ペダリングの結果と血中乳酸濃度
| ■血中乳酸濃度の変化■ |
| 被験者 |
安静 |
安静→5分 |
安静→15分 |
5分→15分 |
低下率(%) |
| A |
男 |
100 |
413.3 |
313.3 |
75.8 |
24.2 |
| B |
男 |
100 |
695.0 |
505.0 |
72.7 |
27.3 |
| C |
女 |
100 |
339.1 |
247.8 |
73.1 |
26.9 |
| 平均 |
100 |
482.5 |
355.4 |
73.8 |
26.2 |
【備考】
1)『安静→5分』『安静→15分』は、安静時の血中乳酸濃度を100とした場合の
変化を表しています。
2)『5分→15分』は、5分時の血中乳酸濃度を100とした場合の変化を表しています。 |
表-2 安静群の血中乳酸濃度の変化

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■□■ 運 動 群 ■□■
| ■運動群■ |
| 被験者 |
40秒スプリント(PMVU) |
血中乳酸濃度(mmol) |
負荷
kp |
ピーク
回転数 |
W
仕事量 |
体重
kg |
W/kg |
安静時 |
運動後
5分 |
運動後
15分 |
| E |
男 |
6.0 |
142 |
601 |
80 |
7.51 |
1.9 |
12.8 |
7.0 |
| F |
男 |
5.0 |
154 |
558 |
67 |
8.37 |
1.7 |
15.0 |
9.4 |
| G |
女 |
3.5 |
135 |
339 |
46 |
7.37 |
4.0 |
13.2 |
5.8 |
| H |
男 |
4.1 |
150 |
476 |
55 |
8.65 |
2.1 |
13.4 |
7.0 |
表-3 運動群の40秒全力ペダリングの結果と血中乳酸濃度
| ■血中乳酸濃度の変化■ |
| 被験者 |
安静 |
安静→5分 |
安静→15分 |
5分→15分 |
低下率(%) |
| E |
男 |
100 |
673.7 |
368.4 |
54.7 |
45.3 |
| F |
男 |
100 |
882.4 |
552.9 |
62.7 |
37.3 |
| G |
女 |
100 |
330.0 |
145.0 |
43.9 |
56.1 |
| H |
男 |
100 |
638.1 |
333.3 |
52.2 |
47.8 |
| 平均 |
100 |
631.0 |
349.9 |
53.4 |
46.6 |
【備考】
1)『安静→5分』『安静→15分』は、安静時の血中乳酸濃度を100とした場合の
変化を表しています。
2)『5分→15分』は、5分時の血中乳酸濃度を100とした場合の変化を表しています。 |
表-4 運動群の血中乳酸濃度の変化
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注意:本校の実験は、(財)スポーツ医・科学研究所からのアドバイスや、関係出版物を参考に行っております。 .
しかし、哲ちゃん・幸ちゃんが行っている実験ですので、方法等に問題があるかも知れませんのでご了承ください。
なお、本実験で得たデータは生データです。無断転写等はご遠慮下さい。お問い合わせは、掲示板でお願いします。
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