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■はじめに■
 高校生がトレーニング・練習を行う際に、どれくらいの運動強度で行えばよいかという疑問にぶち当たることがあります。
 そのような状況に陥った時、ひとつの指標として無酸素性作業閾値(AT ; Anearobic Threshold)があげられます。ATは全身持久力の指標として幅広く利用されており、運動能力の向上とともに増加することも確認されています。
 本校では、ATの測定方法のひとつである乳酸性作業閾値(LT ; Lactate Threshold)を測定することで、被験者それぞれのトレーニング強度を調べることにしています。


■実験方法■
 主運動を3分間のランニングとし、計6回実施します。その運動強度は、表に記載している通り、漸増運動負荷テストとしています。乳酸の測定は、各運動が終了した直後に採取し、その変化を調べながらLTポイントを探っています。


W-up
8'Jog'
安静
30'
採血 運動
@
採血 運動
A
採血 運動
B
採血 運動
C
採血 運動
D
採血 運動
E
採血
運動強度(km/h) 9.6 安静 10.8 安静 12.0 安静 13.2 安静 14.4 安静 15.6
心拍数の測定
 【 備 考 】
  1)W-upはトレッドミルを利用して、ジョギングを行った。(運動強度・ランニンングスピードは7.2km/hに設定する)
      
注意:W-upを行わずに実験を行った平成14年度は、思ったような結果を得ることができませんでした。
          というのも、数名の被験者で、運度@後の乳酸測定で4mmol以上の数値が出たためです。
          その原因を考えたとき、W-upを実施していないということが考えられたため、平成15年度より実施しました。

  2)W-up後の安静30分の間に、AT、LTの講義を行う。被験者は、前半、ストレッチを行いながら聴く。
  3)主運動は、トレッドミルを利用して3分間のランニングを行った漸増運動負荷テストとした。
      (運動強度・ランニングスピードは表を参照)
  4)心拍数の測定は、ランニング終了直後に、第3者が被験者の手首から15秒間読み取り、4倍したものを心拍数とした。
  5)採血は、心拍数を測定した後に測定した。


■実験結果と考察■
  
右のデータは、平成16年に行った実験データを元に作成したものです。違うクラスで行った同じ女子バスケットボール部員のデータなのですが、能力に差があることがはっきり理解できると思います。
被験者Aさんは、運動強度10.8km/hで血中乳酸濃度が4.0mmolを越えたのに対し、被験者Bさんは12.0km/hを越えるあたりで4.0mmolが発生しています。被験者Aさんは最後のラウンド15.6km/h走ることが出来ず実験を終えています。
このようなことから、彼女達が持久力向上、乳酸の酸化能力の向上を目指す場合の運動強度は、ランニングを行う場合、Aさんは10.0km/hのスピードで、Bさんは12.0km/hのスピードでランニングすると効果的だと言えそうです。
運動強度
(km/h)
A B
mmol mmol
安静 1.9 1.3
9.6 3.3 1.8
10.8 4.3 2.3
12.0 6.6 3.9
13.2 9.6 5.8
14.4 14.4 8.9
15.6 --- 13.2
競技種目 バスケット

  以下の年度のデータもご覧下さい。

(只今作成中) 3年生Mクラス
3年生Wクラス
2年生Fクラス
3年生Mクラス
3年生Tuクラス
2年生Fクラス
3年生Mクラス
3年生Fクラス
2年生Tuクラス
3年生Mクラス
3年生Fクラス
2年生Tuクラス
3年生Mクラス
3年生Tuクラス
2年生Thクラス
3年生Mクラス
3年生Tuクラス
2年生Thクラス


 【生徒のレポート】
   「心拍トレーニング」 (LT測定の実験結果を利用したレポートです。ご一読を!)

注意:本校の実験は、(財)スポーツ医・科学研究所からのアドバイスや、関係出版物を参考に行っております。         .
しかし、哲ちゃん・幸ちゃんが行っている実験ですので、方法等に問題があるかも知れませんのでご了承ください。
    なお、本実験で得たデータは生データです。無断転写等はご遠慮下さい。お問い合わせは、掲示板でお願いします。   

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