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■はじめに■ 毎年体育の日に、その年の小学生から高校生までの運動能力が発表されます。その結果は、ほとんどの種目において年々低下の一途を辿っており、本校でもここ数年、持久力がない生徒が多く見られるようになりました。 それに相反して、身長などの身体的な数値においては、生活スタイル、生活習慣の変化によって年々上昇し続けています。 『最近の生徒は、我々に比べて脚が長い。』 これは我々大人の子供達に対する印象ではないでしょうか。脚の短かった日本人のイメージが、(うれしいことに)なくなろうとしているのです。 しかし、身体的に著しい成長を見せている今の子供達は、怪我をよくします。この原因がいったい何なのか、現場に立っている我々の悩みでもあります。ひょっとすると、いや恐らく、運動能力の低下と身体的特徴の成長にアンバランスが生じているからではないかと考えました。 そこでこの授業では、骨の構造などを学習したあと、まず自分の体をよく知ろうということで、骨密度を調べています。 *運動能力(特に筋持久力)については、外側広筋の筋線維組成の“12分間走”を参照してください。 |
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■測定内容■ 超音波骨密度測定装置(古野電気株式会社製)を使って、左足の踵骨(踵部分の骨)の骨密度を測定します。(写真は右足) SOS(Sound of Speed)値は、踵骨中の超音波伝播速度です。SOSは、骨密度が高いほど大きい値をとります。 ![]() ■測定結果と考察■ 【平成19年10月・記】 ★男子バスケ部4年連続首位! ★女子は軟式テニス部が2年連続首位! ★男子剣道部は4位へ大躍進!
今年で骨密度を計測し始め、5年が経ちました。被験者568名を数え、データとしての信憑性も深まるばかりです。 まず、男女別の平均値を見てください。 やはり、女子の方が骨密度の平均値は高く、男子が逆転するのは難しい状況となっています。 しかし、本校の17歳〜18歳の運動部員は全体的(全国的)に高い値であるといえます。 (参考:20歳の平均骨密度は、男性で1550(m/s)、女性で1540(m/s)です。) 次に、部別で見てみます。 今年も男子バスケットボール部員の平均値が1617.1と高く、集計し始めてから4年連続首位を守りました。 昨年は、首位を軟式テニスに渡してしまった女子バスケットボール部は、首位奪還へ向けて気合が入りましたが、 若干の伸びにとどまり、軟式テニス部を追いかけています。 今年もやはり男女共水泳部員の平均値が低い結果となりました。 それぞれ9位との差もハッキリしてきました。今後、逆転は不可能であると思われます。 なぜ、水泳部の骨密度が低いのかを、授業の中で「骨を強くするには」というテーマで話をしています。 @カルシウム摂取 A運動による骨への刺激 B日光に当たって活性型ビタミンDの製造 という話をしているのですが、Aの骨への刺激から考えると、他の運動部の練習に比べ、運動中の踵への刺激が ほとんどないために、水泳部が男女共最下位であると説明しています。 あるといっても、せいぜい25m泳ぐごとに1回壁を蹴るくらい。 しかも、踵にはほとんど衝撃はないため、骨密度は一般高校生に近い値になると考えられます。 3年前から、剣道部の要望に答え、左右の骨密度測定もはじめています。 実験結果については、データが多くなり次第、アップしたいと思いますが、あまり左右の骨密度に有意差がみられません。 また、新たな発見があるかもしれませんので、何かわかりしだい情報提供したいと思います。 *詳しい測定データは、下の表の各年度・講座をご覧下さい。 |
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| 注意:本校の実験は、(財)スポーツ医・科学研究所からのアドバイスや、関係出版物を参考に行っております。 . しかし、哲ちゃん・幸ちゃんが行っている実験ですので、方法等に問題があるかも知れませんのでご了承ください。 なお、本実験で得たデータは生データです。無断転写等はご遠慮下さい。お問い合わせは、掲示板でお願いします。 . Copyright (C) Koji Yamamoto 2003-2007 All Rights Reserved. |
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