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平成16年度 専門科特別講座
ニ軸動作入門  〜押す動作と引く動作〜
京都大学 小田伸午 先生
平成16年11月18日 於・桜宮高校 第2体育館
専門科1〜3年(体育科・スポーツ健康科学科)



小田先生に、桜宮高校へお越しいただいたのは今回で2回目になります。
前回は陸上競技部を対象に、二軸動作・常歩を講習して頂きました。
今回は、本校専門科(体育科・スポーツ健康科学科)を対象に、
あらゆるスポーツ種目を視野に入れたニ軸動作を講習して頂きました。





今回は、スライドショーをご用意いただき、写真を見ながら説明を聞きました。

小田先生のお心遣いで、一番始めに登場した写真が組み立て体操の写真でした。
(左写真)




ニ軸の走り
●中心軸動作 止まった状態でバランスをとる。
直線上を移動するように走るので、
体がねじれてしまう。
中心軸走法 → 一直線走法
●ニ軸動作 バランスをくずしたところからはじめる。
体はねじれない。
ニ軸走法 → ニ直線走法

◆ニ軸の走り◆

   1)ニ軸走法は蹴らない走りなので、足首はのびきらない。
      (中心軸走法は蹴る走りなので、足首はのびきってしまう。)
   2)ニ軸走法では、腿は意識して上げるのではなく、自然に上げる。
   3)踵は前へ進むときのアクセルであり、つま先、ぼしきゅうはブレーキである。
      (きびすとは踵のことで、「きびすを返す」=「踵を返す」のこと。)
   4)横に進む場合は、アウトエッジ(足裏のへり)が支持点である。
   5)立つ姿勢のとき、足を内側にしめないようにする。

 


ニ軸動作の姿勢
◆股関節の外旋◆
股関節のつけ根から内側に腿をひねることを股関節の内旋といい、反対に外側に腿をひねることを股関節の外旋という。(ニ軸の動作と関係あるのは外旋である。)
 
・膝下外旋とは、足先だけ外旋し、股関節は内旋している状態のことで、女性に多い。
◆肩甲骨の外放ポジション◆
  よい → 肩は下に落として、肩甲骨は外側
  悪い → 肩が上がっていて、肩甲骨は内側に寄っている。
 
・腕は肩からついているのではなく胸鎖関節からついている。
例)クロールの胸鎖関節の使い方
  @ストレートアーム(引く動作)  →中心軸動作
  Aハイエルボー(押す動作)   →ニ軸の動作
    *速い走り、泳ぎが出来たとき、“力感”がなくなる




ニ軸動作と中心軸動作
ニ軸動作→押す動作
中心軸動作→引く動作

 

 


左右軸の切り換え
◆マラソン選手の比較◆
  中心軸動作
体幹の重心が支持足側にありなっている。
         つまり体の軸は支持足にあり、まっすぐではない。
  ニ軸動作体の軸はまっすぐで、ぶれていない。
         支持足側の骨盤は高い位置にあり、軸は遊脚側にある。 
    *骨盤の高さは走るときに意識しない。
◆サッカーのインサイドキックの比較◆
  ニ軸インサイドキックは軸は蹴り足である。
    キックするときは立ち足をあわせてはいけない。
  中心軸インサイドキックは軸は立ち足である。
    この場合はキックのときに腰が引けてしまうので良くない。





小村先生の走りはニ軸動作・押す動作でした

このページのレポートは、本校・陸上競技部員がまとめたものを、管理者が加筆・修正したものです。
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