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桜スポーツ新聞・コラム 平成16年 6月 4日・発行
大阪市立桜宮高等学校
トレーニング研究部
100kmウルトラマラソンの記録はどこまで伸びるか?
                          桜宮高校 トレーニング研究部顧問   甲斐 透
 
 最近、ウルトラマラソン、山岳マラソンなどが、よく開かれるようになってきました。
 私の知っている桜宮高校・体育科3期生(昭和57年度入学生)で、70km、100kmマラソン、富士登山マラソンに挑戦している人がいて、レースの様子などを時々聞かせてもらっているので、大勢の人が挑戦していることがわかります。まだ、陸上競技の種目にはなっていないので世界記録みたいなものは無いだろうと思っていましたが、日本陸上競技連盟のホームページを覗いてみると、なんと100kmロードレース世界記録がでていました。記録保持者は日本人の砂田貴裕(積水化学)で、記録は1998年6月21日のサロマ湖100kmマラソンで出した6時間13分33秒だそうです。(ちなみに砂田選手は山本先生の中学校の後輩にあたります。)

 さて、
人間が限界まで挑戦するとこの記録はどこまで伸びるのかと思いつき、考えてみました。
 100m走からマラソンまでの世界記録を調べ、秒速(1秒間に走る距離)を計算して、距離との関係をグラフにしてみました。横軸は距離の対数、縦軸を秒速でプロットすると、短距離種目の200、400、800、1000mが一直線につながり、長距離種目の2000、3000、5000、1万、ハーフマラソン、マラソンが一直線につながっていることがわかりました。
 長距離種目の記録が図の直線のまま伸びていくと考え、そのまま引き伸ばして推定すると、
100kmマラソンの限界は秒速5.28m/sで、時間にすると5時間15分47秒と出ました。

 
私の予測・・・100kmマラソンの人間の限界=5時間15分ぐらい!

 今後、大勢の選手が挑戦してくれると、実証できますが、さてどうなるか楽しみです。


【管理人・山本メモ】
100mが短距離(ここでは1000mも短距離とします)の直線から離れた位置にポイントされています。
甲斐先生にお話を聞くと、これは走る距離に対して加速区間の占める割合が高いからだそうです。
トップスピードに乗っている区間の秒速を計算してみると、直線上にポイントが乗るかもわからないということでした。
今後の課題においておきたいと思います。

甲斐先生は理科の先生です。
先生とは前任校から数えると12年間ご一緒させていただいてます。
昔は自前で呼気ガス分析器を作り、私が被験者で走ったこともありました。
先生のご発想、ご研究には本当に勉強させていただいてます。
甲斐先生、今回の原稿ありがとうございました。



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